「私的文化同人　知らぬはほっとけ」
presents...

"Project iM@S"
二次創作同人小説第8弾。

30年の歴史と伝統を誇るチャリティ番組の名物企画
「芸能人チャリティマラソン」。

その企画に、いま挑まんとする９人の乙女たち。

「私的文化同人　知らぬはほっとけ」が
この秋
満を持して送るスポーツ感動巨編。

「乙女たちの絆〜７６５プロ女子駅伝部物語」

「あ、どうせだったら、ウチのタレント全員で走ってみるってのはどうです？」

「人と人との絆が失われつつある、という現代に、その大切さを再確認させる――
わが７６５プロにぴったりの企画だとは思わんかね、諸君？」

動き出す企画――

「私、マラソンなんて無理ですよぉ。
子供のころから、駆けっこはいつもビリだったし…」
「冗談じゃないわよ。そんなクソ暑いときに走るなんて！
　日焼けでもして肌が荒れたらどうしてくれるのよ！？
　私、絶対そんなの出ないわ」

乙女たちの反発――

「……まぁ、あの子は後でなんとか説得するとして。
　せっかくのこの企画、残ったみんなでやるしかないわね」

そして団結――

「…どれが楽とかつらいとか、そういうのはナシの方向で頼みます。
　とにかく、『駅伝』は、『みんなで』タスキを繋いでゴールまで着くかが命なのですから」

「その時のタスキを持ったら、あとは自分だけ。
　自分が、このタスキを次の人に渡すんだ、という強い意志を…」

「駅伝」であることの意義――

そして走り出す、７６５プロの乙女たち――

「彼女の体にかけられたこの黒いタスキ、果たして無事にここへ帰ってこられるのでしょうか？」

タスキは、動き出した――

「緊急事態発生、あずささんが消えた！」
「そんなこと、って…！
　ボクって、ボクってやっぱり…」
「い、犬があそこにぃ…」
「なにさ、みんな美希美希美希って…」
（私、走らないといけないんだった…
　タスキ、渡さないと…）

次々と乙女たちを襲うトラブル――

「大丈夫、千早なら、きっと、やれる…」
「…俺は、おまえに一番近いところで、
おまえと一緒に汗を流して、おまえを励ましてやりたいんだ」
「さぁ、涙拭いて…」
「私もこのタスキ、真ちゃんからもらったの。
　だから、真ちゃんの匂い、ついてると思うの…」
「男子の視線なんていらないわよ。私が見てるもの」
「もうっ！　どうしてそんな恥ずかしいことがサラッと言えるんですか！」
「担当アイドルのファン一号だから、かしらね」
「ちょ、もう限界…、まかせたわよ」
「まっかせて〜！　りっちゃんは休んでていいよ〜ん♪」
「何やってんのよ、やよい！　しっかりしなさいね！」

乙女たち、そして、担当プロデューサーとの「絆」――

彼女たちの「絆」のタスキは、はたして最後まで繋がり続けるのか!?――

「乙女たちの絆〜７６５プロ女子駅伝部物語」

2009年９月、いよいよ公開！